こんにちは、個別指導塾ロジスクです。
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1月に書いたブログで、大学入学共通テストの出題状況について触れました。
2年前までのセンター試験と比較すると、単純に知識を問う問題は少なくなり、覚えた知識を使い問題を読み解き、妥当解を選択するような出題形式が増えてきているという内容をお送りしました。
そもそもこのような入試変革の根本には、今回テーマに上げた「新学習指導要領」の内容が深くかかわっています。高校でも22年4月から具体的に展開され、次の高校1年生からは教科の追加や科目が変更されるものも多くあります。
今回、22年4月から高等学校に適用される新学習指導要領について、ポイントをわかりやすくお伝えしていきます。
※各教科科目の詳細は文科省HP或いは、別サイトを参考ください。このブログは、保護者や生徒さん向けに、ポイントを解説する主旨で書いています。
学習指導要領とは?
まずは、「そもそも学習指導要領ってなに?」というところからお話しします。
『全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます』(文科省HPより抜粋)
つまり、実際に学校で行われる教育の根本的な考え方のことと理解してください。社会情勢の変化に合わせ、約10年毎に新たな指針を立てています。
2020年前後で、幼稚園から高等学校まで、段階的に新しい教育が適用されてきており、22年4月には高等学校(新高校1年生対象)にも適用が始まります。
新学習指導要領の基本的な考え方
新しい学習指導要領のテーマは「生きる力、学びの、その先へ」です。
以前のテーマも、生きる力を育むという内容でしたが、それを発展的に引継ぐ内容となっています。
そのテーマをブレークダウンした3つの柱と呼ばれるものが上の図。
「学びにむかう力、人間性」「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力」を軸に教科、科目設定や具体的に学ぶ内容が設定されています。
カリキュラムを確認
次にカリキュラムを確認しましょう。
赤下線の教科、科目が新設或いは変更がなされたものです。
非常に多くの変更がなされていますが、特に受験にも関わるであろう5つの教科の変更点、ポイントをお伝えできればと思います。
1)社会(地理・歴史・公民)
社会科は、構成自体が大きく変わりました。
日本史、世界史、地理、公民(現代社会、倫理、政治・経済)という枠組みから、
地理総合、地理探求、歴史総合、日本史探求、世界史探求、公民(公共、倫理、政治・経済)となり、地理総合・歴史総合・公共の3科目が必修となります。
いわゆる「地歴公民」すべての分野のベーシックな学びは必修として一律学習をし、その後特に受験に向けて必要な生徒は、専門分野を深く学ぶ形となります。
2)英語
英語は、「英語コミュニケーション」「論理・表現」という科目構成の変更がありますが、その変更の根本には「英語の4技能」をさらに発展させた、「4技能5領域」の育成があります。5領域とは、「聞くこと」「読むこと」「話すこと [やり取り]」「話すこと[発表]」「書くこと」で、よりコミュニケーション能力を重視した内容に変化しています。
加えて、語彙も今までの教育課程では、中高合わせて約3,000語であったのに対して、小学校で英語必修化が始まったことも重なり、小中高で4~5,000語の語彙習得が求められます。要するに、英語教科は4技能5領域という形で、コミュニケーションや読解に重きを置いた質的な変化があると同時に、量的にも求められる水準が高くなります。
3)数学
数学は、社会人や保護者の方には見覚えがある「数学C」が復活!しているかのように見えます。ただ以前の数学Cとは内容がことなり、「ベクトル」「式と曲線」「複素数平面」が数学Cに移行する形となっています。
その他変更点は、
●「統計的な推測」が数学Bで必須化。新課程「データの分析」では仮説検定も扱う。
●数学Aが「図形の性質」「場合の数と確率」「数学と人間の生活」の3構成。現行課程「整数の性質」は、新課程「数学と人間の活動」に移行。
●ほとんどすべての単元で日常とのつながりおよびコンピュータの活用を重視。その他、確率に期待値が復活
という変更がなされています。
4)情報
一番の目玉とも思われている「情報Ⅰ」の必修化。1)情報社会の問題解決、2)コミュニケーションと情報デザイン、3)コンピュータとプログラミング、4)情報通信ネットワークとデータ活用の大きく4つのテーマで学習を進めます。
昨今「プログラミング」が一種のブームのような扱いとなっていますが、4テーマの中の1テーマであり、情報科の中でどの程度の比重になるかはまだ「?」。今年の4月から入学する高1生において不安の大きい、未知な科目であることは間違いありません。
ただ慶応や明治など一部の大学では受験科目とされているだけに、今後幅広く大学受験の科目として採用される可能性が高いでしょう。
5)国語
全ての科目に変更がある国語ですが、正直字面だけでは中々内容がとらえきれません。以前から話題になっている論理国語と文学国語の違いですが、論理国語分野の一部の教科書に芥川龍之介や夏目漱石の文学作品が入ったこともあり一貫性に欠ける印象があります。
授業自体は、学校や教員の方の匙加減で大きく内容が違ってくる、という印象が強いです。
直近の大学入学共通テストをはじめとした入試の傾向から鑑みると、文学や評論文をはじめとした今までの「現代文」に加えて、契約書などのビジネス文書やデータ読み取り、伝えたいこと、主張や結論を推察する力を育てる内容に寄っていると言えます。
3つの柱が重要
ダイジェストとなりますが、主要教科の変更点、ポイントを書きました。変更点は多くあるように見えますが、何よりも重視しなければならないのが、表面的な変更ではなく、具体的な取り組み。それは、先に話した「3つの柱」から読み取れます。
つまり、今までのような単純な知識を問う内容から、
「何が問われているのか」「何が読み取れるのか」「どのように判断するのか」
といった、知識を切り口に自分なりの考えや結論を出すことが求められます。
これは科目上変更のないものも含めた全ての科目に共通して言える内容です。
下の図は、今年の共通テストの世界史の問題の一部です。
(2022年大学入試共通テスト世界史Bより)
単純な知識を問うのではなく、ジョージ・オーウェルという作家の書記を起点として、異なる歴史認識の判断基準を問うような問題が出されました。いままでの大学入試ではほとんど問われないような出題形式です。
一定の知識を蓄えるだけでなく、その知識の根拠となることがらを多面的に捉える学習を普段からすることで、このような問題が出されたとしても落ち着いて解答できるようになります。
まとめ
いかがでしたか?
大きな、根本的な変更もあるため、不安を感じる人もいると思います。
4月から高校に上がる新高校1年生の方は、今までとは違う内容の授業を受けたり、学習を進めていく形となります。一般受験する人もいれば、推薦で大学に行く人もいるでしょう。
どちらのケースの生徒さんでも、やってほしいことがあります。それは「授業を真面目に受けること!」です。
高3の受験期だけの詰め込み学習では対応しきれない形式になりつつあります。特に思考力、判断力、表現力といった基礎的なチカラは、日常の学習から高めていかないと中々向上しません。間違いなく、まず学校の授業を真面目にうけることが、一番効率的にこれらの能力を育てられます。
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