こんにちは、個別指導塾ロジスクです。
今回は、『日本経済の状況、知ってますか?』というテーマでお話しします。
前回、高校生の皆さんは前提となる知識や情報なく進路選択をしてしまうという内容の話しをしました。今回はその続きとして、一つの知識・情報を提供します。テーマにも書いた日本経済の状況で、おそらく多くの人は「良くない」というイメージは持っていると思います。そのイメージはそんなに外れてはいなく、客観的なデータをもとに現在の日本経済の状況を説明します。
経済指標としてよく用いられるものにGDPがあります。日本語訳で「国内総生産」と呼ばれ、非常に乱暴な言い方になりますが、日本国内でその年に生み出された付加価値の総量、経済全体の規模とイメージしてください。
今から約30年前の1997年に543兆円だったものが
直近2022年は横ばいの556兆円でした。
この数字から「日本経済は成長していないんだ、、、」ということが読み取れ、それは間違いではないのですが、また違う見方をすると
全世界における日本のGDP占有比率は
1995年17.6%と世界経済の約1/5を占めていたにも関わらず、2020年わずか25年で5%台に縮小している
経済規模は相対比較でも語られるべきもので、
わずか25~30年の間に、日本経済は1/3程度の規模に縮小してしまっている、と残念ながら言うことができます。つまり、日本経済は「良くない」どころか「ジェットコースターで落っこちるかのように急下降している」という表現が妥当だといえます。
また、
・平均年収は1997年の467万円から、2022年は409万円と大幅に減少
・非正規雇用者が労働者全体の40%となり、格差も拡大
・学資ローンを組む大学生の割合も50%超
・世界各地の戦争に加え、1ドル160円越えの超円安で、物価の大幅上昇
など、経済状況の悪化を根拠づけるデータは他にも数多くあります。
皆さんはこんな状態の中で社会に出ていかざるを得ないということを念頭に進路選択をしなければなりません。景気が良いときはラフに選んでもいくらでもつぶしが効きますが、ここまで長期間の経済の停滞が続いているとなれば、深く慎重に考えるべきです。
また自分の進路だけでなく、「なぜこんなに長期間衰退してしまったのか」「こんな状況で自分はどのように振る舞えばより良い状況に導けるか」という視点も大切です。この視点も交えた進路選択ができればベストでしょう。
私見ですが、現代日本人はこの視点が欠如しているために、長期間の停滞を招いてしまっている、と考えています。
一見過激な内容だったかもしれませんが、客観的なデータをもとに日本経済の現状を説明しました。制約なしに夢や目標を持つことは大切ですが、同時に現実を見据えることもまた大事で、その部分については誠実でありたいと思っているので、良くない現状をお伝えしました。次回は「なぜこんな長期間衰退してしまったのか」について私見を述べていきたいと思います。
では次回もぜひお読みくださいm(_ _)m
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