個別指導塾ロジスクです。
今回から不定期になると思いますが【なぜ日本は貧困国になったのか?】をシリーズとしてUPしていきたいと思います。
勉強には直接関係しない(?政治経済は若干関係してきます!)かもしれませんが、素養として持っておきたい知識で、もっというと学生の皆さんがこれから出ていく社会はどんな状態なのか垣間見るきっかけになると思います。そういった意味では勉強よりも重要なことになるので、ぜひぜひご一読いただければと思います。
今回は、漫画やアニメだけでなく映画も大ヒット中の『キングダム』の主要人物・呂不韋(りょふい)から考える「政商」の恐ろしさというテーマで行きます!
漫画『キングダム』は、総発行部数1億部越えの超大ヒット作品。ものすごく簡単なあらすじは、後の「秦の始皇帝」嬴政(えいせい)とその臣下で将軍の李信(りしん)との幼少期からの友情と成長、そして中華統一へのドラマを描いた物語で、様々な隣国やその宰相・武将の人間模様も細かく描写され、あらゆるシーンで感情移入せざるを得ない、引き付けるストーリー展開が特徴です。
その中の主要人物・呂不韋は、一介の武器商人から、秦国の宰相にまで成り上がった人物。作品をご覧になった方であればご存じの通り、単なる宰相、お大臣というのではなく、実質的に秦王である嬴政よりも大きな権力を握っている大人物です。
彼は、秦王家の相続に工作を仕掛け主要なポストに就き、政治的な権力を使って蓄財の限りを尽くしました。また同時並行で豊富な資金力を使って政治権力の拡大を図り、王をも上回る圧倒的な権力を手中に、自身が王にまでなろうと画策するという恐ろしいキャラクターでした。※物語中盤には、権力の座から落ち遠方で死亡することとなります
『あくまで漫画の世界の話しで、こんなことあり得ない!』
と思う方も多いと思いますが、政治とビジネスは切っても切れない関係。政治の中枢にビジネスマンが食い込むことは現実世界でもよくあります。いわゆる『政商(政治と深く結びついてもうける商人)』というやつですね。
以前のブログでも散々言ってきたように現代の日本は残念ながら衰退期。その中で、『彼は、その衰退のきっかけを作った、日本を貧困国たらしめた「政商」なのではないか』という疑義ある人物がいること、皆さんご存じでしょうか??
一部では非常に有名なのですが『●中平蔵氏』がその人物です。
もともと●応義塾大教授の彼が、現在自民党総裁選最有力と言われる小泉進次郎氏の父親・小泉純一郎氏(当時の首相)から2001年、経済財政政策担当大臣に任命されます。それ以降かれは、「労働規制の緩和」つまり派遣法の度重なる改正に大いに手腕を振るい、派遣労働者市場を拡大させました。そしてなぜか知らぬ間に、人材派遣最大手であるパ●ナの会長職に就いているという「魔訶不思議な現象」も起こしましたww
派遣社員含む非正規雇用が雇用者全体の40%になってしまったことが、格差拡大や日本のGDP停滞を招いた主要因であることは周知の事実です。これを大いに推進し、自らをその業界で最も大きな企業の役員となることで利益を得たであろう人物が日本にいる、という事実があるのです、、、「安全安心で良心的な国・日本」で起きたとは信じがたいことですが、、、💦
『キングダム』呂不韋も悪キャラクターの「政商」ですが、漫画を見る限り国は潤っていたように見えますし、彼は国を潤わせるビジョンも語っていました。
一方で、日本の代表的な「政商」は自身に利益誘導こそすれ、国を潤わせるようなビジョンを持ち合わせているようには到底思えません。実際問題、国は衰退し貧困国になってしまっています。。。💦
この現実はすぐには変わらないので、皆さんは将来就職して社会で働く際、この状況に適応していかざるを得ません、本当に残念ながら💦しかし、このような仕組みや現状に目を向けて世論形成できる若い人が増えることで、少しづつ現状を変えることができ、明るい未来を作っていけるものだと思います。
学校の勉強だけでなく、現実社会の仕組みやその問題についても、是非積極的に情報収集してみてください♪
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