子供の「なぜ?」と、大人の「なぜ?」の違い
- Mr.ロジスク
- 2024年10月19日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年10月22日
個別指導塾ロジスクです。
今回は、『子供の「なぜ?」と、大人の「なぜ?」の違い』というテーマでブログを書きます。
誰しも子供のころはわからないとこだらけで
「これ、なあに?」
「なんで、こうなるの?」
と率直に親や周りの大人に問いかけていたと思います。
ただ年を取るにつれて、恥ずかしさや諦めから、人にものを聞くことが少なくなってきたのではないでしょうか。また特に今の若者は、深く考察することもなく、また人にも聞かずにネットやAIに手っ取り早く「答え」を教えてもらうことが当たり前なのかもしれません。
現代のこの環境は確かに便利なのですが、根本的な学力にはマイナスに働いている可能性が大きいように感じます。

他人への「なぜ」
伸びる生徒と伸び悩む生徒の差は、「なぜ」の使い方によるところが大きいです。
上手く「なぜ」を使えない、要するに「子供のなぜ」しか使えない人は、具体的に「何がわからないのか」「何が腑に落ちないのか」を理解できていないので、目的意識の低い、ざっくりとした質問しかできません。なので本当に聞きたいことが聞けず、ものごとの理解が進まないまま次のステップに行かざるを得ません。
一方で「大人のなぜ」が使える人は、自分が知りたい知識や情報、加えて「納得できないものは何か」まで理解しているので、適切に質問ができ、いつ何時も知りたい情報を得ることができます。

たとえば英文法の関係詞を問う問題で、
「この問題がなんでwhichになるのかわかりません」
という質問と、
「先行詞が場所を表す名詞にも関わらず、関係副詞のwhereでなくて関係代名詞のwhichが入る理由を聞きたいのですが…」
という質問だと、
どちらが質の高い質問か、文法の要点を上手く聞き出せるかは一目瞭然ですよね。

自分自身への「なぜ」
また、自分自身に「なぜ」と問いかけることができるかどうかが、特に受験では大切です。いわゆる「内省」や「自己分析」のことで、「なぜ」と自分に問いかけることで、具体的な自分自身の問題を探り出すことができ、加えその改善策もつくり上げることで着実に成績を上げることができるからです。
これができないと、「とりあえずこの教材をやる!」など、根拠の薄い単純化した対策しか打てず、成長速度が鈍ります。

「問いかける力」の高め方
この「問いかける力」は、「状況を具体的に整理」した上で「繰り返す」ことで高めていくことができます。
他人への「なぜ」の場合、「どこまでは理解できているのか」と「どこからが理解できないのか」、またできれば「自分はこう考えているのだが…答えが合わない」という自分なりの考えまで伝えると、納得のいく回答を得やすいです。このような形に整えた上で、質問をするクセをつければ、「問いかけ力」はどんどん上がります。
自分自身への「なぜ」の場合は、客観的な事実、わかりやすい例だとテストの点数をもとに、「なぜこのような結果になったのか?」を考えた上で、「具体的にどうする?」という問いかけをし、つくった改善策を実践して、またテスト結果を見る…というサイクルを繰り返すと、思考の精度が上がってきます。

『「子供のなぜ」をしちゃってるなー💦』
と思っている人、ぜひ意識して「大人のなぜ」ができるようになりましょう♪
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