個別指導塾ロジスクです。
今回は、「最近の物価高の原因は?」という内容を書いていきます。
学生さんはあまり実感がないかもしれませんが、ここ2⁻3年で異常なほど物価(モノやサービスの価格)が上がっています。
例えば、人気ポテトチップスのプリングルズ。
「中身スカスカ…」とよく言われますが、
2022年9月に10~15%程度値上、
内容量も5g減
2023年4月に15~20%程度値上
そして
2024年9月に15~20%値上予定
※公式HP、各メディア参照
また各商品によってバラつきあります
と、ここ2年で実質1.5倍程度の値上げしているんです!
プリングルズに関わらず製菓メーカーは、包装を大きくして分量を多く見せたり、逆に小さくしてプレミアム感を出したりと、弛まぬ企業努力をしている一方で、その努力ではどうしようもない要因が多くあり、短期間で信じられないレベルの値上げをしています。
日本は20年以上も経済成長しなかったデフレ(モノよりもお金の価値が優位)の国だったにも関わらず、なぜこんなに急激にインフレ(モノの価値、価格が上がる)になったのでしょうか。
⑴ 円安
円安とは「円」の価値が他の通貨と比較して下がることを指します。円安になった理由は非常に多岐にわたるのでここでは割愛しますが、例えば日本の食料自給率は38%と、多くを海外輸入に依存しています。なので円の価値が低くなると、より多くのお金を支払わないと食べ物が買えなくなります。食べ物以外の輸入品も全く同じで、高額になっています。
(2)エネルギー価格高騰
ヨーロッパや中東での戦争の影響と円安も重なり、石油や天然ガスを高値で購入せざるをえず、物価高に大きく影響しています。わかりやすいところだと電気代やガソリン価格が高くなること。また会社の経費も高くなるので、それが販売価格に反映されます。
(3)人件費高
今年の10月から大阪も最低賃金が時給1114円とひと昔前のことを考えたら信じられないくらい高くなりました。コンビニやスーパーなどの小売店は最低賃金に近い時給でパート・アルバイトを雇っているので、毎年人件費を上げざるを得ず、それが価格転嫁されるようにもなります。
上げたらきりがないですが、大きくはこの3つが物価高の直接的な原因だと考えられます。ぜひ皆さんは、「なぜ(1)~(3)となっているのか?」という深い原因の追究や考察をやってみてください。
特に人文・社会科学系の総合型選抜、AO入試を受験するような生徒さんは考えを深めておくと、小論文や面接、グループワークの対策になると思います。
またもう一つ、この話題の延長線上で持っておいてほしい視点が、
「このインフレに対して私たち消費者、一般庶民は給与所得が上がるなど、対応できているか、満足な消費生活ができているか」です。
有名ですが、政府統計によると「今年5月まで26カ月連続で実質賃金マイナス」となっています。つまり物価は高くなるが、給料はそれに応じて高くなっておらず、徐々に貧困化しているということが日本経済のトレンドなんです。
皆さんの普段の生活に関わる出来事(プリングルズの値上げ、など)も深堀すれば、世の中や世界の大きな動きにつながってきます。ぜひ「WHY(なぜ…)」「HOW(どうやって)」の視点をもって世の中を見てみてください。学力・思考力の向上につながります。
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