吹田東高校から、現役&自学で関関同立に合格するには【受験コラム】
- Mr.ロジスク
- 12月3日
- 読了時間: 9分
更新日:12月3日
こんにちは。
今回は、「吹田東高校から現役&自学自習で関関同立に合格するには」というテーマで書いていきます。「スイヒ」に通っている高校生はもちろん、同じくらいのレベルの高校に通っている高校生も、ぜひご一読ください♪

吹田東高校は大阪府吹田市に位置する公立高校で、学力偏差値は52とちょうど真ん中くらいのレベルの高校。
口コミ評価も★3.24でまずまず。「先生方と仲が良く充実しています」「思っているよりも良い高校」「想像の10倍は良い学校です!」といった良いコメントがある一方、「山田未満永遠自称進学校」「校則きびしい 来ないほうがいい」という厳しいコメントもあります。(みんなの高校情報参照 https://www.minkou.jp/hischool/school/812/)

昨年度の合格実績(25年3月、既卒生含む、合格総数)は、
関西大学:32名
関西学院大学:0名
同志社大学:0名
立命館大学:6名
関関同立…延べ38名
京都産業大学:34名
近畿大学:39名
甲南大学:4名
龍谷大学:73名
産近甲龍…延べ150名
外外経工佛+武庫女…延べ76名
(関西外大、京都外大、大経大、大工大、佛教大の総称)
摂神追+大和…延べ452名
(摂南、神戸学院、追手門学院の総称)
と、上位5~10%程度の上位層が関関同立や国公立大学、さらに上位2~30%程度が産近甲龍、そしてボリュームゾーンの多くの生徒さんは中堅レベルの大学進学となっています。
(吹田東高校HPより

実績を見るとほんの一握りの上位層しか合格できないと見える関関同立…
「自分の成績は良くない…」
「絶対に無理だ…」
と、こういった情報を見てあきらめてしまう人も多いですが、それはまだ早いです。ある程度時間があれば、逆転可能です!

今回は、吹田東高校で成績が普通からそれ以下の生徒さんを対象に、
「どうやって勉強を進めれば関関同立に合格できるのか」
を書いていきます。
具体的なステップを説明しますがその前に、目指す上での「前提条件」を3つをお話しします。

【1】高いレベルで勉強をこなせる体質になること
誤解される言い方になってしまいますが、吹田東高校で普通くらいの成績の生徒さんは、例えば茨木高校や春日丘高校の生徒さんなど、難関校にサラッと合格できるレベルの生徒さんと比べると、学ぶスピードや学習の質も残念ながらそれほど高くありません。
そのことを理解して、高いレベルで勉強をこなせる体質になっていく覚悟と努力が必要です。いきなりは難しいですが、継続できれば求められる学習水準に到達できます。

【2】日々勉強を継続すること
当たり前のことですが、毎日勉強をしなければ難関校への合格は不可能です。特に1,2年生の多くは、テスト前くらいしか固まった時間勉強していないと思います。それと似たような水準で毎日勉強することが必要です。
また、どちらかというと周囲はそこまで受験に力を入れていない生徒さんが多い中で、孤独を感じながらも勉強を続ける忍耐力も必要です。

【3】素直に現実を受け止め、改善を続けること
恐らく受験勉強に取り組んでも、上手く知識を身に着けられなかったり、中々成果に現れない時期が続きます。基礎学力にヌケモレがある生徒さんが多いので、勉強を進めても模試や過去問で納得できる得点をとれない場合も多く、入試直前まで鳴かず飛ばずという生徒さんも珍しくありません。
上手く進められない現実を受け止め耐え忍びながら、日々勉強の取り組み方の改善をすることが求められます。

関関同立レベルの難関大学に合格するには2,000時間の受験勉強が必要と言われますが、それは書いたような質で勉強ができた上での話し。だらだら2,000時間やっても合格できません。
逆にこのような現実や予想される事柄に納得し覚悟を持つことができれば、良い形で受験のスタートラインに立てます。本気で目指す人は高い意識をもって取り組みましょう♪

次は具体的な勉強のステップについて書いていきます。
≪0≫ 基礎の基礎
たとえば教科書の例題の解き方がわかっていなかったり、中学レベルの英文法が理解できていないという生徒さんも、実は多くいます。そういう生徒さんは、いきなり受験レベルの教材をやっても生産性が良くないので、「基礎の基礎」の総ざらえから始めましょう。

◎ おススメ参考書 ◎
【英語】
・『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』
【数学】
・『やさしい中学数学』『やさしい高校数学』シリーズ
【国語】
・『こわくない国語 文章の読解』
・『こわくない国語 古文・漢文』
(修了目安:~3カ月以内)

≪1≫ 入試の基礎がため
「学校の教科書レベルの問題は理解できる」という人は、入試の基礎がために入りましょう。いろいろな意見がありますが、この基礎がためが一番大切なステップ。ここをおろそかにすると、絶対に良い結果は得られません。教材の内容をすみずみまで習熟することを目標に取り組みましょう。

◎おススメ参考書◎
【英単語】
・『LEAP必携英単語』(学校配布)
【英文法】
・『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』
・『英文法ポラリス1標準編』
・『英文法ポラリス2応用編』か『VINTAGE』(学校配布)のうち1冊
【英文解釈】
・『動画でわかる英文法 読解入門編』か『肘井学の読解のための英文法 必修編』のうち1冊
【英語長文】
・『The Rules英語長文1 入試基礎』
・『The Rules英語長文2 入試標準』
(修了目安:~7カ月以内)

【数学】
・『数学 入門問題精講』シリーズ
・『数学 基礎問題精講』シリーズ
(修了目安:~4か月以内)
※数学ⅢC含めると~6カ月以内目安

【現文読解】
・『宗のたった4時間で現代文』
・『宗の良問特訓1 ベーシック現代文』
・『入試現代文へのアクセス 基本編』
【語彙&背景】
・『ことばはチカラだ』
【漢字】
・『漢字マスター1800+』
(修了目安:~5カ月以内)

【古典単語】
・『グループ30で覚える古文単語600』
【古典文法】
・『八澤のたった6時間で古典文法』
【古文読解】
・『八澤のたった3時間で古典読解』
・『八澤の良問特訓1 ベーシック古文』
・『古文ポラリス1 基礎レベル』
・『古文ポラリス2 標準レベル』
(修了目安:~5カ月以内)

≪2≫ 応用力を養う
関関同立合格圏内の学力を身に着けるためには、更に学習を進めていく必要があります。レベルの高い問題演習をすることで、難問への応用力を養いましょう。このレベルには、できれば3年生の2学期が始まるタイミングには入っておきたいところ。夏休みも上手く使って勉強を進めましょう。

◎おススメ参考書◎
【英文解釈】
・『入門英文問題精講』か、
・『英文解釈ポラリス1』のうち1冊
【英語長文】
・『The Rules英語長文3 入試難関』
(終了目安:~2カ月以内)

【数学】
・『重要事項完全習得編』シリーズ+『入試の核心 標準編』シリーズか、『数学の良問問題集』のいずれか
(修了目安:~4か月以内)
※同志社を目指す場合は『入試の核心 標準編』を入れた方が良い

【現文読解】
・『宗の良問特訓2 スタンダード現代文』
・『入試現代文へのアクセス発展編』
【語彙&背景】
・『現代評論キーワード講義』
(終了目安:~2カ月以内)

【古文読解】
・『八澤の良問特訓2 スタンダード古文』
・『古文ポラリス3 発展レベル』
(修了目安:~2カ月以内)

各科目の勉強方法はこちらをご参考ください♪
≪2.5≫番外:上手く進められない場合
参考書学習がなかなか進まない生徒さんもいると思います。特に理系科目は、文章を読んだだけでは中々理解に苦しむ内容も。。。
そんな時は、参考書学習よりスピードが遅くなりますが、映像授業をお勧めします。非常に質の高い映像授業が配信されているので、全く初学の教科や分野、どうしても進められない問題があるときは、上手く活用しましょう。
◎おススメ教材◎

・『スタディサプリ』
月額約2,000円で、すべての科目、基礎から発展的な内容まで講義が受けられます。

・『ただよび』
You Tubeで無料で見られる大学受験向けの講義コンテンツです。ただ、すべての科目・分野はそろっていないので、注意が必要です。
≪3≫ 過去問演習
各科目応用問題の演習までやり切れたら、関関同立で合格得点が取れる基礎学力があることになります。ここからは過去問演習を通して、問題慣れや自分の得意・苦手を確認しながら受験戦略を練っていきます。10月頃から過去問演習に入ることができれば理想ですが、最悪11月末までには入りたいところ。それまでに参考書学習を終わらせましょう。
各大学、基本的に得点調整が行われるので、合格最低点+10%以上が取れるように勉強すればOKです。

過去問演習に入るタイミングややり方に関する情報は下のブログも参考にしてください♪
受験勉強をはじめるタイミングは…
ここまでお読みいただきありがとうございました。
勉強があまり得意でない生徒さんが関関同立を目指すとなると、これまでに書いたような条件や状況で、効率的に勉強をこなす必要があります。なので最悪でも1年前からは、受験勉強を始めたいところです。もちろんそれより早いタイミングであればあるほど、可能性は高くなります。
その中で何よりも大切なことは、今までの水準を大きく超えるレベルで、勉強を継続することです。成績だけでなく精神的な浮き沈みもある中で、できるかぎり有意義な学習を続けることが、難関校へ合格するためには絶対に必要です。
本気で逆転合格を目指すのであれば、高2の冬までにはスタートを切って勉強に没頭しましょう。
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具体的には、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)や産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)と言った関西地区の私立大学、大阪大学、神戸大学、大阪公立大学など関西地区の国公立大学に進学を目指す大学受験生、難関公私立高校受験、英検などの資格試験対策を支援します♪
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