関西大学 英語の対策【一般入試】
- Mr.ロジスク
- 7月8日
- 読了時間: 7分
更新日:9月21日
個別指導塾ロジスクです。

関西大学は関関同立の一角を担う、関西地区の有名・難関私立大学。近畿大学とならび関西地区で最も規模の大きな大学のひとつでもあります。
今回は、そんな関大の英語の対策についてお話しします。

1.出題形式と配点
試験時間は、90分
大問3題
大問Ⅰ[A](会話文 空所穴埋め問題)
出題数:5題
配点:各4点
合計 20点
大問Ⅰ[B](パラグラフ整序問題)
出題数:6題
配点:各4点
合計 24点
大問Ⅱ(長文 空所穴埋め&内容一致)
出題数:22題
配点:各4点
合計 88点
大問Ⅲ(長文 下線部適意&内容一致)
出題数:17題
配点:各4点
合計 68点
総計 200点
※あくまで予測得点になるので参考までに
公式に発表されている合格最低点は得点調整後の点数となるため、+10‐15%上積みした得点を目標としたいです。非常にざっくりとしていますが、80%以上の正答率を目標に過去問演習に取り組むと良いです。

2.対策前にやっておいてほしいこと
当たり前ですが、受験対策に入る前に受験英語の基礎をしっかりと身に着けることが前提です。英語における基礎は『英単語』『英熟語』『英文法』を指します。
英単語は、
『システム英単語』
~Stage3 1600語
『ターゲット1900』~1500語
『LEAP』 ~Part4 2000語
最低限これらのいずれかを、
(できれば1冊やり切る)

英熟語は、
『速読英熟語』または、
『ターゲット1000』を

英文法は、
『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』または、
『肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』を

その後、本格的な文法問題集を1冊やり切りましょう。
『NEXT STAGE』『VINTAGE』『UP GRADE』『SCRAMBLE』のいずれかで、「文法」「語法」「会話表現分野を完成させましょう。

ここから英文解釈と長文読解の学習に入ります。
まずは「入試基礎レベル」(日東駒専・産近甲龍レベル)と言われる水準の問題集をしっかり仕上げましょう。「肘井の読解のための英文法」「入門英文問題精講」「英語長文問題集Solution1」「The Rules英語長文問題集1&2」までやり切りましょう。

これらの内容を習得した上で、次項の対策に入ります♪
3.大問毎の概略と対策
大問Ⅰ【A】会話文問題
20行程度の対話文で、自然な流れの対話となるように5つの空欄を選択肢から埋めていく問題です。会話文独特の表現も少なく、前後の文脈をしっかりとらえられていれば、どのような内容を入れるべきか推察できます。満点を目指せる問題です。
大問Ⅰ【B】パラグラフ整序問題
関西大学独特の問いで、6つのパラグラフを正しい順に並べ替える問題です。慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、英文読解の際、文章全体論理的に読むトレーニングをしていれば、すんなり入れると思います。
論理マーカーや指示語を特定することなどを通して、前後関係を明らかにしながら解き進めます。この問題も満点を目指して演習したいところです。
回答目安 15分程度
目標得点 44/44
【おすすめ参考書】

『関西大学過去問』
『世界一わかりやすい 関西大学の英語』
問題のレベル感や独自性を加味すると、過去問で対策することが最も効果的です。もちろん先に紹介した基礎学力を磨き上げた上で演習してください。そこで思うように解答できない場合は、いわゆる難関大学の「黄色本」でしっかりと解答を導くポイントを確認し、手順を覚えて再度チャレンジしましょう。

大問Ⅱ 長文 空所穴埋め&内容一致
大問Ⅱは800字前後の標準的な難易度の長文読解で、空所の語彙穴埋めと内容一致問題合わせて22題出題されます。語彙力はもちろんのこと、文法語法の知識を駆使しながら穴埋め問題に対応しつつ内容理解をすすめ、内容一致問題に取り組む進め方がセオリーとなります。
語彙の穴埋めですが、単語熟語を覚えているだけでは不十分で、「品詞的にどのような語句が適切なのか?」などといった文法・語法の知識を活用しないと正解に導けないものも多数。総合力が問われます。
内容一致問題も、解答の選択肢は「言い換え」されているものが多く、文意を正確にとらえた上で、選択肢と比較しながら取捨選択をする作業が課されます。
回答目安 35分程度
目標得点 68/88

大問Ⅲ 長文 下線部適意&内容一致
大問Ⅲは600字前後、抽象的なテーマで標準的な難易度の長文読解、下線部適意を選択する問題と内容一致問題合わせて17題出題されます。語彙力はもちろんのこと、文法語法の知識を駆使しながら穴埋め問題に対応しつつ内容理解をすすめ、内容一致問題に取り組む進め方がセオリーとなります。
下線部適意問題は、なんといっても英文解釈力が問われる問題です。表面的な語彙力だけで解こうとすると誤答するような選択肢も多くあるため、正確に内容把握する意識で普段から勉強に取り組みたい。
内容一致問題は大問Ⅱと同様、解答の選択肢は「言い換え」されているものが多く、文意を正確にとらえた上で、選択肢と比較しながら取捨選択をする作業が課されます。
回答目安 30分程度
目標得点 52/68
【おすすめ参考書】

『The Rules英語長文問題集3』
『英語長文ポラリス2』
『英語長文SUPREMACY』
入試標準レベルの比較的難易度の高い英文で、語句数も多い長文読解が求められるので、相応のレベルの参考書をやり込む必要があります。
上の3冊のうち、少なくとも1冊をこなした上で過去問演習に移りましょう。関西大学の出題形式の特徴上、「精読」と「速読」を意識した取り組み方ができると、過去問演習にすんなり入れると思います。

4.過去問演習のポイント
受験対策では、過去問演習が何よりも大切になります。ここで最後にポイントを5つかあげておきます。

■ 受けようと思ったタイミングで一度見てみる
「この大学を受験しよう!」と思ったタイミングで、学力に関わらず一度過去問を解く、または見てみるべきです。最終的にこのレベルの問題で7~80%取ることをまずは意識づけましょう。
■ 出来る限り新しいものから順に
古い過去問は傾向や難易度が少し変わっていることがあります。出題意図は似ているので意味はありますが、新しいものから順に取り組んだ方が◎
■ 目標、目的をもって取り組む
時期が近付いてきたから何となくやる、では演習効果は得られません。その都度目的意識と目標(得点)を明確にして時間制限も持ちながら演習しましょう。
■ 振り返りと復習が何より大切
その時点で何点取れるかを見ることも大切ですが、できない・苦手な問題の分析と対策を立てることが一番の目的です。過去問演習を起点に学習計画を組みなおし、苦手の復習を徹底しましょう。
■ 購入した過去問1冊はやり切る
赤本1冊につき3~6題程度過去問掲載されています。最新のものを購入した際は、少なくともその1冊はやり切り、復習含めて、内容を完璧にものにすることを実践しましょう。
過去問の取り組み方は以下のブログも参考にしてください!
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