立命館大学国語の対策【一般入試】

Mr.ロジスク
7月13日
読了時間: 5分

更新日：9月21日

個別指導塾ロジスクです。

立命館大学は関関同立の一角を担う、関西地区の有名・難関私立大学。京都、滋賀、大阪茨木にもキャンパスを持つ全国的にも名の通った総合大学です。

今回は、そんな立命館大学の国語の対策についてお話しします。

1.出題形式と配点

試験時間は80分

大問3題

大問Ⅰ　現代文(主に評論文)

合計 45点

大問Ⅱ　現代文(主に随筆)

合計 15点

大問Ⅲ　古文

合計 40点

総計100点

※あくまで予測となるので参考までに

公式に発表されている合格最低点は得点調整後の点数となるため、＋10％程度上積みした得点を目標としたいです。非常にざっくりとしていますが、70～75％以上の正答率を目標に過去問演習に取り組むと良いです。

2.対策前にやっておいてほしいこと

当たり前ですが、受験対策に入る前に受験現代文・古文の基礎をしっかりと身に着けることが前提です。

現代文は、入試現代文特有の読み解き方を学び、語彙力や頻出テーマの背景知識をインプッ

トしましょう。おすすめの参考書は、

『船口のゼロから読み解く最強の現代文』

『漢字マスター1800＋』

『現代評論キーワード講義』などです。

古文は、古文単語と古典文法と言った基礎を固めた上で、古文独特の読解法を学びましょう。おすすめの参考書は、

『グループ30で覚える古文単語600』

『ジャンプアップノート古典文法』

『富井の古文読解をはじめからていねいに』などです。

現代文、古文ともに演習量を増やすことで読解力と解答力が高まります。

現代文であれば、

『入試現代文へのアクセス基本編』

『入試現代文へのアクセス発展編』

までを演習できれば、過去問に入れる水準の読解力となっているでしょう。

古文は、

『古文レベル別問題集2～５』

まで終わらせると、スムーズに過去問演習に入れます。

3.大問毎の概略と対策

大問Ⅰ＆Ⅱ　現代文

関関同立の中では標準的なレベルの文章ですが、文章全体の長さは長め。漢字の書き取りや文学史問題も出されますが、難易度が高いものも散見されるので、基礎的な教材以上のものは「捨て問」としましょう。また内容一致問題だけでなく、接続詞の語句の穴埋めや適切な語句の選択問題など、多様な問いの出題傾向があるので、過去問演習を起点に苦手な形式の解き方をしっかりと復習して、解答力の向上に努めましょう。

回答目安　40分程度

目標得点　45/60

大問Ⅱ 古文

難易度の高い文章、問題が出題されます。文章も長く、主客を明確にしながらスピーディに読解していくスキルが求められます。そのために単語と文法、特に助動詞と敬語は完璧に抑えておく必要があります。また頻出作品(「源氏物語」「閑居友」「保元物語」など)の基礎知識や背景を入れておくと読みやすくなるのでおススメです。

回答目安　30分程度

目標得点　30/40

【おすすめ参考書】

『現代文読解力の開発講座』

『古文上達読解と演習56』

『大学入試スキマ時間の暗記で差がつく古文常識』

現代文は、過去問演習から上手く読み解き進められないと感じた場合、『現代文読解力の開発講座』で、難しい内容の現代文の読解力を底上げしましょう。古文は、難問奇問の出題も多い『古文上達読解と演習56』がおススメ。このレベルの問題演習ができると、自信をもって取り組めます。『大学入試スキマ時間の暗記で差がつく古文常識』も使い、古文常識や和歌の修辞法などの知識も入れ込みましょう。