関西大学 国語の対策【一般入試】
- Mr.ロジスク
- 7月13日
- 読了時間: 6分
更新日:9月21日
個別指導塾ロジスクです。

関西大学は関関同立の一角を担う、関西地区の有名・難関私立大学。近畿大学とならび関西地区で最も規模の大きな大学のひとつでもあります。
今回は、そんな関大の国語の対策についてお話しします。

1.出題形式と配点
試験時間は75分
※2科目選択の総合情報学部のみ90分
大問2題
【記述ありの日程(2/1~3)】
大問Ⅰ 現代文(評論文)
漢字記述:2問 6点(各3点)
選択問題:5問 45点(各9点)
漢字選択:5問 10点(各2点)
記述問題:1問 14点
合計 75点
大問Ⅱ 古文読解
選択問題:8問 60点(各7.5点)
記述問題:1問 15点
合計 75点
総計150点
【記述なしの日程(2/5~6)】
大問Ⅰ 現代文(評論文)
選択問題7問 65点(各9~10点)
漢字選択5問 10点(各2点)
合計 75点
大問Ⅱ 古文読解
選択問題10問 75点(各7.5点)
合計 75点
総計 150点
※あくまで予測となるので参考までに
公式に発表されている合格最低点は得点調整後の点数となるため、+10‐15%上積みした得点を目標としたいです。非常にざっくりとしていますが、80%以上の正答率を目標に過去問演習に取り組むと良いです。

2.対策前にやっておいてほしいこと
当たり前ですが、受験対策に入る前に受験現代文・古文の基礎をしっかりと身に着けることが前提です。
現代文は、入試現代文特有の読み解き方を学び、語彙力や頻出テーマの背景知識をインプッ
トしましょう。おすすめの参考書は、
『船口のゼロから読み解く最強の現代文』
『漢字マスター1800+』
『現代評論キーワード講義』などです。

古文は、古文単語と古典文法と言った基礎を固めた上で、古文独特の読解法を学びましょう。おすすめの参考書は、
『グループ30で覚える古文単語600』
『ジャンプアップノート古典文法』
『富井の古文読解をはじめからていねいに』などです。

現代文、古文ともに演習量を増やすことで読解力と解答力が高まります。
現代文であれば、
『入試現代文へのアクセス基本編』
『入試現代文へのアクセス発展編』
までを演習できれば、過去問に入れる水準の読解力となっているでしょう。

古文は、
『古文レベル別問題集2~5』
まで終わらせると、スムーズに過去問演習に入れます。

3.大問毎の概略と対策
大問Ⅰ 現代文
与えられる文章は5000~6000字程度と他大学と比較しても長文。また情報量が多いだけでなく設問に傍線が引かれていないため、「どこの部分のどのような内容の問いなのか」を自力で把握する必要があります。
選択肢1つ1つがものすごく長いことも特徴です。選択肢の文の意味のカタマリごとにスピーディに正誤判断をしていく作業が求められます。記述式の日程の場合は、漢字の記述の他、50字程度の論述問題も課されるので相応の準備が必要です。
回答目安 40分程度
目標得点 60/75
【おすすめ参考書】

『現代文読解力の開発講座』
『船口の最強の現代文 記述トレーニング』
問題の独自性から、過去問で対策することが最も効果的です。ただそこで思うように読解できない場合は、『現代文読解力の開発講座』で本質的な読解力に磨きを掛けましょう。また過去問演習する中で、記述が上手くできない場合は『船口の最強の現代文 記述トレーニング』で記述対策をすることもおススメです。過去問で結果が出ない場合に追加しましょう。

大問Ⅱ 古文
文章は1,500字前後の長さがあるので、長めの長文読解を普段から取り組みましょう。現代文と同様、設問に傍線が引かれていないため、主語などの省略を補いながら文脈を正確に読み進めることが求められます。
基本選択式問題で、記述式の日程の場合、現代語訳の記述問題1題あります。現代文と同様選択肢1つ1つの文章が長いので、それぞれの選択肢を吟味して正しいものを選び取ることが重要です。
回答目安 30分程度
目標得点 60/75
【おすすめ参考書】
『GMARCH&関関同立の古文』
『大学入試 スキマ時間の暗記で差がつく 古文常識』

現代文と同様、独特な出題形式のため、基礎学習終了後は過去問演習を繰り返すことが一番ですが、中々上手くいかない場合は、『GMARCH&関関同立の古文』といった同形式で同レベルの問題演習を増やすことも効果的です。またこのレベルの入試問題になると、古文常識や作品の背景知識を参考書を追加して入れこむこともおススメです。特に「源氏物語」などの中世の物語文は出題率が高いです。

4.過去問演習のポイント
受験対策では、過去問演習が何よりも大切になります。ここで最後にポイントを5つかあげておきます。

■ 受けようと思ったタイミングで一度見てみる
「この大学を受験しよう!」と思ったタイミングで、学力に関わらず一度過去問を解く、または見てみるべきです。最終的にこのレベルの問題で7~80%取ることをまずは意識づけましょう。
■ 出来る限り新しいものから順に
古い過去問は傾向や難易度が少し変わっていることがあります。出題意図は似ているので意味はありますが、新しいものから順に取り組んだ方が◎
■ 目標、目的をもって取り組む
時期が近付いてきたから何となくやる、では演習効果は得られません。その都度目的意識と目標(得点)を明確にして時間制限も持ちながら演習しましょう。
■ 振り返りと復習が何より大切
その時点で何点取れるかを見ることも大切ですが、できない・苦手な問題の分析と対策を立てることが一番の目的です。過去問演習を起点に学習計画を組みなおし、苦手の復習を徹底しましょう。
■ 購入した過去問1冊はやり切る
赤本1冊につき3~6題程度過去問掲載されています。最新のものを購入した際は、少なくともその1冊はやり切り、復習含めて、内容を完璧にものにすることを実践しましょう。
過去問の取り組み方は以下のブログも参考にしてください!
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