近畿大学国語の対策【公募推薦】

Mr.ロジスク
7月14日
読了時間: 5分

更新日：9月21日

個別指導塾ロジスクです。

近畿大学は関西にとどまらず全国的にも絶大人気をもつ大学のひとつ。

その近畿大学の公募推薦入試は、2科目受験できる点で負担少なく合格を勝ち取ることができる可能性があります。一方で、浪人生も受験できたり、国公立や関関同立を本命にするレベルの高い受験生も多く受験し、合格水準が上がるのも一つの特徴。

今回は、そんな近大公募の国語の対策についてお話しします。

1.出題形式と配点

試験時間は60分

大問3題

大問Ⅰ　現代文(主に評論文)

およそ13問　合計 40点

大問Ⅱ　古文読解

およそ8問　合計 30点

大問Ⅲ　現代文(主に随筆)

およそ8問　合計 30点

総計100点

各学部学科の合格最低点が発表されていますが得点調整もあるため、75点以上の正答率を目標に過去問演習に取り組むと良いです。

2.対策前にやっておいてほしいこと

当たり前ですが、受験対策に入る前に受験現代文・古文の基礎をしっかりと身に着けることが前提です。

現代文は、入試現代文特有の読み解き方を学び、語彙力や頻出テーマの背景知識をインプッ

トしましょう。おすすめの参考書は、

『船口のゼロから読み解く最強の現代文』

『漢字マスター1800＋』

『現代評論キーワード講義』などです。

古文は、古文単語と古典文法と言った基礎を固めた上で、古文独特の読解法を学びましょう。おすすめの参考書は、

『重要古文単語315』

『ジャンプアップノート古典文法』

『富井の古文読解をはじめからていねいに』などです。

現代文、古文ともに演習量を増やすことで読解力と解答力が高まります。

現代文であれば、

『入試現代文へのアクセス基本編』

『入試現代文へのアクセス発展編』

までを演習できれば、過去問に入れる水準の読解力となっているでしょう。

古文は、

『古文レベル別問題集2～4』

まで終わらせると、スムーズに過去問演習に入れます。

3.大問毎の概略と対策

大問Ⅰ＆Ⅲ　現代文

産近甲龍の中では難解な文章が出題されることも多く、選択肢も切り切れないような問題が出題されることがあります。そして何よりも大問2題を40分程度で解き切らなければならなない、スピード感が求められます。このような理由で満点は難しいですが、1～2ミスで押さえたいところ。漢字は確実に取れるように参考書をしっかりやり込みましょう。

回答目安　45分程度

目標得点　55/70

大問Ⅱ 古文

難問奇問は少なく基礎的な力をしっかりと身に着けていればしっかりとした点数が取れるような問題となっています。ただ現代文とあわせて60分という時間制限があるため、素早く正確に読解、解答していくことが求められます。基礎学習を極力早期に終え、過去問演習でスピーディに正確に読み解きする技術を高めましょう。

回答目安　15分程度

目標得点　20/30

【おすすめ参考書】

『日東駒専＆産近甲龍の現代文』

『日東駒専＆産近甲龍の古文』

現代文、古文ともに演習量がものを言う科目でもあります。一通りの基礎学習、参考書学習を終え、過去問演習を進める段階で思うように点数が上がらない場合は、同レベルの良問に当たり演習量を増やしてください。その中で、身に着けた基礎学力をどのように出していくのかを考えながら実践→復習→分析＆反省→実践…を繰り返すと徐々に過去問に対応できるようになっていきます。